事業用のアフィリエイトメディアや集客用にオウンドメディアを構築する必要が出てくることがあるでしょう。
その際どのCMSを使ってメディアを管理するのかどうか会議・話し合いをすると思います。
そこで、CMSは何がおすすめなのか見ていきましょう。
CMSとは?
CMS(コンテンツマネジメントシステム)とは、Web開発に必要な知識がなくてもWebコンテンツの作成や管理ができるシステムのことで、非常に効率的にコンテンツの拡充やデザインのカスタマイズを行えます。
通常のWebサイト制作の場合、HTML・CSS・JavaScript・PHPといったプログラミング・エンジニアスキルが必要で素人ができるものではありません。
ですがCMSを使えばそういった専門スキル問題を解決でき、誰でもWebサイトを制作できるようになります。
CMSを採用することによってメンテナンスやカスタマイズも楽になるため、カスタマイズの外注や社内での改修もしやすくなるでしょう。
おすすめのCMS5選
CMSの種類はすべてをあげると100種類以上にもおよびます。その中でも特におすすめできるCMSが以下の5つです。
WordPress
WordPressはオープンソースで開発されている無料CMSです。無料なので機能面やセキュリティ面に不安があると感じるかもしれませんが、その心配は全くありません。
デザインを簡単に変更できるテーマやWordPress機能を拡張できるプラグインが何十万も存在するため、カスタマイズ性は抜群です。
このカスタマイズ性も人気な理由の一つで、世界中にあるWebサイトのうち35%がWordPressで作られているほどです。
Movable Type
Movable Typeは、主にブログで使われることの多いCMSプラットフォームです。
ディレクトリマップを利用した階層設計が得意なCMSであり、様々なジャンルのコンテンツを散りばめたいって言う場合に便利でしょう。
ただMovable Typeを顔だけであれば無料で使えるのですが、Movable Typeは商用CMSであるため商用利用する場合はライセンスを購入する必要があります。
このライセンスは買いきりなので1度購入してしまえば無制限に利用できますが、非常に高いです。
購入プラン | 料金 |
Movable Type 7(最新バージョン) | 90,000円 |
Movable Type workflow pack | 130,000円 |
Movable Type staging pack | 250,000円 |
Movable Type Premium | 750,000円 |
Movable Type advanced | 1,200,000円 |
Movable Type Premium Advanced | 1,500,000円 |
上記プランごとの料金を見たら分かりますが、ライセンス費用は非常に高いです。Movable Typeのライセンス費用と制作会社への外注費用を合わせると相当高くなってしまうので、あまり予算を当てられない中小企業では厳しいでしょう。
ですが、機能面や性能面は優れているほか有償の年間メンテナンスプランも用意されているので、セキュリティ対策などの保守をしっかり行いたい方には最適です。
Jooomla!
Jooomla!(ジュームラ)は1億回以上ダウンロード・インストールにより利用されている無料CMSです。今現在もなお200万以上のサイトでアクティブに運用されており、オシャレなサイト作成に最適です。
ただし、Jooomla!はWordPressと競合する部分が多く、多くのユーザーがJooomla!からWordPressに乗り換えています。
お勧めできるCMSではありますが、Jooomla!を検討するならWordPressも選択別に入れるべきでしょう。
RCMS
RCMSはあらゆるジャンルのサイト制作に役立つ国産 CMS です。
- コーポレートサイト
- ポータルサイト
- 会員制サイト
- 求人サイト
- オウンドメディア
- ECショップ
などなどRCMSは一つで様々なサイト制作に利用できます。
国産の有料CMSの中だとダントツで使い勝手が良く、サイバーエージェントなどの大手企業も採用しています。
プランに関しても、初期費用が安くなるサブスクリプションモデルのプランと、初期費用はかかるものの初回買い切りのオンプレミス提供プランが用意されています。
プラン | 初期費用 | 月額費用 |
スタンダードプラン | 40,000円 | 9000円~ |
仮想専用サーバープラン | 80,000円 | 45,000円~ |
オンプレミス提供プラン | 1,450,000円 | 無料 |
スタンダードプランは月額費用が1万円を切っているため、自社でサーバーを持つ予定はないという場合は低予算でも運用できるはずです。
a blog cms
a blog cmsはコーポレートサイトの作成やブログ形式のオウンドメディアの制作に役立つ国産CMSです。
プラン | 初期費用 | 月額費用 |
スタートアップ | 0円 | 1,500円 |
スタートアップ+ | 0円 | 5,000円 |
プロフェッショナル | 100,000円 | 10,000円 |
プロフェッショナル+ | 100,000円 | 15,000円 |
スタンダード | 50,000円(買い切り) | 0円 |
エンタープライズ | 2,000,000円 | 25,000円(年間メンテナンスを利用する場合のみ) |
有料の商用CMSの中ではライセンス費用が比較的安く、1番安いものだと1,500円からはじめられます。
買い切りモデルも10万円未満の破格の設定であり、有償かつ国産の信頼できるCMSを求めている方に最適でしょう。
はてなブログMedia
無料でブログを作れるサービスとして有名なはてなブログですが、オウンドメディア運営に特化したCMSも用意されています。
非常に多くの大手企業が取り入れており、
- リクルート
- 楽天
- メルカリ
- DMM.com
- エン・ジャパン
などがはてなブログMediaを採用しています。
自社でサーバーを用意する必要がなく、はてなが運営するサーバー(月間5億PVに耐えられる強力なインフラ)で運営できるため、インフラ整備費用や人件費が別でかかることもありませn。
機能追加に関するアップデートの頻度が高く、AMPやSmartFormatなどの最新トレンド技術にもしっかり対応してくれるため、メンテナンスに関しても安心です。
CMSの提供だけでなく、コンテンツ制作のサポートを受けることも可能ですので、本格的にオウンドメディアの構築を目指すという場合にとてもおすすめでしょう。
長期的に利用するならカスタマイズしやすいWordPressがおすすめ
CMSを使って長期的にWebメディアを運営するのであれば、WordPressを使ってみるといいでしょう。
WordPressはほかのCMSと比べると非常にメリットが多く、かんたんにメリットを並べるだけでもたくさんあります。
- シェア世界一
- 情報量が非常に多い
- 更新頻度が高く脆弱性(セキュリティ上の欠陥)も発見され次第すぐに修正される
- WordPressに対応している制作会社が多い
- カスタマイズ性が非常に高い
- コーポレートサイト・ブログ・オウンドメディアなど様々な用途に使用可能
- 無料で使える
- 導入が簡単
シェアが世界一で情報が多い
WordPressは世界で最も使われているCMSで、世界中に存在する全サイトのうち35%がWordPressで使われています。
CMSだけに限定すると実に65%がWordPressで作られており、その関係で情報量も非常に豊富です。かんたんな問題なら参考書や制作会社に頼らずとも解決できることが多く、少しWordPressやWebに関する知識があればプログラミングスキルなどがなくても解決できることがほとんどです。
無料というのもWordPress特有の魅力の一つでしょう。
対応している制作会社が多い
先ほども言ったように、WordPressは世界で最も使われているCMSであるため、WordPressに対応した制作会社も非常に多くあります。そのためカスタマイズを発注する依頼先の候補が多く、信頼できる業者を選定して依頼することができます。
マイナーなCMSだとサポートしていない制作会社が少なく、依頼先がかなり絞られてしまいます。そのため、思うようにカスタマイズできなかったり保守できないといった問題に悩まされることがあるため、マイナーなCMSを使う場合は今後の運用のことも考えて選ぶ必要があります。
WordPressなら探せば探すほど対応している制作会社が出てくるので、依頼先に困ることはないでしょう。
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WordPressは無料でほぼすべてのレンタルサーバーに導入することができます。※専用サーバーは対応不可
CMSを使えばコンテンツの管理やデザインのカスタマイズ効率も大幅に上がるため、HTML・CSSのみで作られた静的サイトと比べると非常に効率的です。
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