昔からサイト全体の検索順位を上げるためにSEO対策をすることが必須となっています。
SEO対策をしておかないとGoogle検索エンジンにうまくされたが認識されず、思うように検索順位が上がらないことが少なくありません。
そのために、SEO初心者でもカンタンにSEO 対策ができるAll in One SEOを使う方が多いですが、実は最近はあまり使うべきではありません。
今回はAll in One SEOについて、そしてAll in One SEOを使うべきではない理由wp解説していきます。
All in One SEOとは?
All in One SEOとは、誰でもかんたんにSEO対策ができる人気プラグインです。
総ダウンロード数は5000万回を超え、今もなお200万以上のサイトで最新バージョンのAll in One SEOが使われつづけています。
一番のメリットは、使用するテーマにかかわらずHTML知識なしでSEO対策用コードを自動挿入できるため、HTMLなどのWebフロントエンド開発周りに知識が無い方にとってかなり重宝するプラグインとなっています。
All in One SEOを使ってはいけない理由
今でも200万サイト以上で使われ続けているAll in One SEOですが、なぜ使ってはいけないのでしょうか?
まずはAll in One SEOを使ってはいけない理由から詳しく見ていきましょう。
最新テーマはSEOの最適化されていることが多い
一番の理由はこれです。
SEO対策の重要性が広まっているため、最新テーマの多くはSEO対策機能が搭載されています。
そのためSEO対策機能が搭載されているテーマにAll in One SEOをインストールして使ってしまうと、それぞれのSEO対策用コードが競合して、不具合が生じる可能性がある。
ここでいう不具合とは、検索結果ページに表示されるタイトルや概要テキストがおかしくなったり、URLの正規化に失敗するなどのことです。
これらはSEO対策においてマイナスの効果を及ぼす可能性があるため、絶対に避けなければなりません。
SEO最適化がされている主なテーマ
日本はSEO対策に対する意識がかなり高いことから、最新の国産テーマの多くはSEO対策がされています。
具体的には、
- TCD(WordPress Theme)で扱われているテーマ
- OPEN CAGEで扱われているテーマ(ハミングバードなど)
- SANGO
- Cocoon
- Affinger
こういったSEO対策済みテーマではAll in One SEOは逆効果ですので注意しましょう。
もちろんほかにもSEO対策がしっかりされているテーマがありますので、導入予定のテーマがSEO対策できているかどうか調査したい場合はご相談くださいませ。
ほかのSEOプラグインを使用するとき
テーマが全然SEO対策されているものではなく、ほかのSEOプラグイン(Yoast SEOなど)を使用している場合もAll in One SEOを使うのをやめておきましょう。
SEOプラグイン同士が競合してSEO対策用コードが変なことになってしまうので、SEO対策プラグインを入れるとしても1つまでに留めておく必要があります。
All in One SEOを使うべき場面
ここまでAll in One SEOを酷評していますが、All in One SEOが役立つ場面ももちろんあります。
続いてはAll in One SEOを使うべき場面についての解説を見ていきましょう。
無料の海外テーマを利用するとき
無料の海外テーマを使用する際はAll in One SEOを導入した方がいいかもしれません。
無料でもデザインがキレイなハイクオリティなテーマが多いですが、見た目だけハイクオリティでSEO対策は一切されていないということが少なくありません。
例えるとするならば家の外観は美しいけど内観は最悪といった感じでしょうか。
特にWordPress管理画面からインストールできる無料テーマにこの傾向が強いので、その場合はAll in One SEOを使ってSEOを最適化すると良いでしょう。
テーマがSEO対策されているか調べる方法
ブラウザのソースコードビューモードを使用すると、使用中のテーマがSEO対策されているか調べることができます。
といっても、HTMLのみかたが全然わからない人からすると何をどのように見ていいのかわからないので、簡単なチェック方法を紹介していきます。
検索結果デスクリプション
検索結果デスクリプションとは、Googleなどで検索した際にタイトルの下に表示されるテキストのことです。
ここのテキストは自動生成させることができますが、WordPress側で決めることも可能です。
このデスクリプションがWordPressによって設定されてるかどうか確認したい場合は、 ソースコードビューモードで「<meta name=”description」と検索します。
検索してヒットしたらデスクリプションが正しく設定されてます。
SNS用のタグ
TwitterやFacebookで共有されたページにサムネイル画像がついてるのを見たことがありますか?
実はこのサムネイル画像、勝手に表示されるわけではありません。専用のHTMLタグを正しく挿入して初めて挿入されるものであり、勝手にこのようにリンクを最適化してくれることはないのです。
このようなリンクの最適化を行うコードが挿入されているかどうかチェックする場合は、ソースコードビューモードで
- <meta name=”twitter
- <meta property=”og:
の2つを検索してみてください。
両方あればほとんどのSNSに対応できています。
これらのコードがなかった場合はAll in One SEOで挿入すると良いでしょう。
ただし、余計な設定まで行ってしまうとSEO的に逆効果なので、適切な設定ができるかどうかわからない場合はお問い合わせ下さいませ。
細かくSEO対策の有無をチェックしたい場合
- URLの正規化
- OGP対応
- デスクリプション対応
- AMP対応
- などなど…
様々なSEO対策について詳しく調べたい場合はどうしてもSEOおよびHTMLの知識が必要になります。
ですので、使用中のテーマがどれくらい SEO 対策しているかどうか調査したい場合は、当サイトまでご相談ください。
何ができてて何ができていないのかコチラで調査・レポートさせていただきます。
SEO最適化が必要な場合はお問い合わせください
良質なコンテンツを用意し、サイトデザインもユーザーに優しいものにした。最後に残っているのはSEO最適化です。
SEOを最適化する前に良質なコンテンツを用意しようと思う方もいますが、確かにそれも正解です。
ですが、だからといってSEO対策を放置してそのままでしてはいけません。
同じくらい良質な記事を作成・公開しているサイトはほかにもたくさんあった場合、最終的にはSEOなど記事の品質以外の部分での勝負になります。
その勝負に負けた場合は競合サイトの検索順位が高くなってしまい、期待した結果を得ることができません。
もし、SEO対策でお困りでしたら当サイトまでお問い合わせくださいませ。
既存のデザインを維持したままSEO対策させていただきます。必要であればセキュリティ対策などSEO以外のことに関してもお受けできますので、ぜひご相談下さいませ。