WordPressで公開している記事の中に、公式サイトなど他サイトへの外部リンクを設置することもあるでしょう。

それら外部リンクについて定期的にリンクエラーのチェックを行っているでしょうか?

今回はリンクエラーを放置するデメリットや、リンクエラーを自動的に検出するプラグインについて紹介していきます。

リンクエラーを放置するデメリット

リンクエラーを放置するデメリットは結構多く、どれも到底無視することはできないものばかりです。

リンクエラーを放置するデメリットについて一つ一つ見ていきましょう。

ユーザーの離脱に繋がる

リンクエラーになっていることに気づかずサイトを訪れてきたユーザーがそのリンクをクリックした場合、404エラーページなど、想定していたページに飛ばない状態になってしまいます。

そうなってしまうとユーザーにストレスを与え、別タブで開く設定にしていたとしても使えないサイトと判断されて離脱されてしまう可能性があります。

特に内部リンクで同様のリンクエラーが起きていた場合は致命的です。

せっかく内部リンクをクリックしてもらったにも関わらず、戦績のページを表示できないとなるとすぐにブラウザバックしてGoogleやYahooで再検索しにいってしまいます。

これは非常に良くない離脱パターンですので、可能であればリンクエラーがひとつもない状態を維持することが大切です

SEO評価が落ちる可能性がある

リンクエラーを放置したままにしておくと、Googleの検索エンジンに「ページにリンクエラーがあるのに放置されている低品質なサイト」と判断されてしまう可能性があります。

そうなると検索順位が低下し、検索流入によるアクセスも低下する可能性が高まります。

最悪の場合は圏外まで飛ばされて全くアクセスがなくなってしまう可能性もあるので注意が必要です。

収益性が落ちる可能性がある

収益化しているサイトでアフィリエイト用のリンクがエラーになっていた場合、そのリンクから収益が発生することはありません。

これはアフィリエイトなどの広告収入で収益を上げているサイトではかなり致命的な問題で、何が何でもリンクエラーを見つけ出して修正する必要があります。

アフィリエイトリンクはリンクエラーになりやすい

アフィリエイトリンクは広告主が撤退すると収益が発生しなくなり、リンクエラーになってしまうことがあります。

その関係でいろんな広告主のアフィリエイトリンクを掲載していると、リンクエラーが起きる頻度も高まります。

そのため、アフィリエイトを行っている方はリンクエラーが起きる前提でリンクエラーを自動検出する対策をとる必要があります。

 

このように、リンクエラーが発生すると検索順位低下や収益減少など様々な問題が発生します。

問題が起きているリンクエラーを手作業で探すとなると途方に暮れる作業になりますが、Wordpressではリンクエラーを自動検出できる便利なプラグインが用意されています。

リンクエラーを自動検出できるプラグイン「Broken Link Checker」

WordPressでリンクエラーを自動検出したいのであれば「Broken Link Checker」が一番おすすめです。

このプラグインひとつでリンクエラーの検出・修正全て効率化することができます。

削除されたツイートも検出可能

テキストリンクや画像のリンク切れだけではありません。

ツイートや Instagram・YouTubeの投稿など埋め込みコンテンツのリンクエラーも検出可能です。

埋め込みコンテンツでリンクエラーが起きていると正常に表示されないばかりか、URLだけが表示されるというかなり不格好な見た目になってしまうこともあります。

それらツイートなどの埋め込みコンテンツも自動検出できるので、口コミツイートなどを埋め込んでいる方にとっては非常に便利です。

リンク切れをカンタンに修正できる

「Broken Link Checker」はリンクエラーを自動検出するだけのプラグインではありません。

提出したリンクエラーを一覧表示し、その場でリンクエラーを修正することが可能です

修正直後、そのまま有効なリンクかどうかのチェックもすることができるので非常に便利です。

もしこの機能がなかった場合、検出されたリンクエラーがある記事の編集画面を開き、問題のリンクを探し出して修正する必要があります。

そのことを考えると「Broken Link Checker」はかなり便利なリンクエラー修正プラグインと言えます。

導入方法

早速「Broken Link Checker」をWordPress 導入して行きましょう。

まずはプラグインの新規追加ページで「Broken Link Checker」を検索して、インストール・有効化します。

このとき、同名の別プラグインが見つかりますが、アイコンが灰色で有効インストール数が多い本を選択してください。

もう一つのプラグインは全く別物ですので使い方が異なる可能性があります。

有効化したら、自動的にリンクエラーのチェックが行われるようになります。

使い方

リンクエラーのチェックは自動的に行われますが、いくつかの設定を編集することができます。

設定を編集したい場合はダッシュボード左メニューの[設定]->[リンクチェッカー]へと進んでください。

ここでリンクエラーチェックに関する設定の編集をすることができます。

初期設定の場合、リンクエラーが見つかるとWordpressに登録しているメールアドレス宛にリンクエラーに関する内容が送信されますが、異なるメールアドレスに送信したい場合は「通知メールアドレス」に別のメールアドレスを登録するようにしてください。

検出されたリンクの確認方法

リンクエラーが検出された場合ダッシュボードの左メニュー[ツール]->[リンクエラー]で確認することができます。

リンクエラーが見つかっている場合は上記画像のように検出された数だけ数字が表示されています。

リンクエラーのページを開くと、ステータスコードやどのURLがエラーになっているのか、どの記事にそのリンクがあるのか分かるようになっています。

リンクエラーがあっているURLを修正したい場合は、各リンクエラーの項目にカーソル合わせたら出てくる[URLを編集]をクリックします。

URLとリンクテキストが表示されるので、それぞれ修正して[更新]をクリックします。

修正したら[再確認]をクリックして有効なリンクになったかどうかチェックします。

再確認の結果、ステータスの文字の色がグリーンになれば有効なリンクです。
既に、リンクエラー起きていた記事の本文も修正されています。

チェック間隔は短くしすぎないように

「Broken Link Checker」によるリンクチェックの間隔は最速で1時間ごとにすることができますが、リンクエラーはそう頻繁に起きるものではないため、デフォルトのまま(72時間ごと)変更する必要はありません。

それにリンクエラーのチェックは多少なりともサーバーに負荷をかけているため、場合によってはパフォーマンスの低下にも繋がります。

WordPressカスタマイズは当サイトまで

リンクエラーチェックなど、Wordpressを継続的に運用する場合において非常に重要なカスタマイズです。

「Broken Link Checker」の導入を含む様々なカスタマイズを当サイトがお手伝いいたしますので、「WordPress の業務を効率化できるカスタマイズをしたい」といった方はぜひ当サイトまでお問い合わせください。

また、サイトがハッキングされないためのセキュリティ対策も請け負っていますので、WAF未導入・バージョン5.0未満のまま運用しているといったセキュリティリスクが残っている場合もご相談ください。